WORK

実績

絵本検索システム「ぴたりえ」のUI改善

NTT研究所が研究・開発している「ぴたりえ」絵本検索システムのUI改善プロジェクト。ユーザ調査から情報構造設計、ユーザテストまで実施し、使いやすいUIを実現。

課題
使いやすいUIを作るためには、ユーザへの理解が必要。
施策
メインのユーザである親子だけではなく、サブユーザーである司書にもインタビューを実施し、十分にニーズ・課題を理解した上で設計を実施。
成果
改良された「ぴたりえ」は図書館で実証実験中で、ユーザから好評を得ている。

NTT研究所が研究・開発している絵本検索システム「ぴたりえ」について、図書館の来館者が利用することを想定して使いやすい画面UIにしたいという依頼をいただき、画面UIの改善案を検討、提案させていただきました。システムだけを見て改善案を検討するのではなく、ユーザーを明確に定め、ユーザーのニーズや利用シーンに合わせて、情報構造から改善を提案しました。さらに、図書館においてユーザーテストを行い、さらなる改善案の導出まで実施しました。
本プロジェクトは下記のような手順で進めました。

ユーザー調査

メインユーザーである親子だけでなく、サブユーザーである司書も調査対象とし、インタビューを行いました。また、図書館の絵本コーナーで親子が絵本を選んでいる際の行動を観察しました。

ニーズ・利用シーンの分析

インタビューおよび行動観察の結果をもとに、絵本選びのニーズや図書館での利用シーンを分析しました。

コンセプト・情報構造デザイン

分析したユーザーのニーズ・利用シーンをもとに、絵本検索システムがユーザーにどのような体験を提供できると良いのかを考え、システムのコンセプトとしてまとめました。さらに、そのコンセプトに沿って情報構造を設計し、ワイヤーフレームを作成しました。

グラフィックデザイン

ワイヤーフレームに基づいて、グラフィックを作成しました。

ユーザーテスト

上記デザインに従って改良されたぴたりえを一定期間図書館に設置し、来館者や司書に利用していただきました。利用者の一部にシステムの利用価値や使いやすさについてインタビューを行い、さらなる改善案を導出しました。

ぴたりえは、現在全国の図書館や病院、大学などの教育現場などで実証実験を行いつつ、さらなる機能追加に向けた研究開発をしています。

CONTACT

ご相談などお気軽にお問合せください

ご相談・お問合せ