2018.6.4
技能継承航空整備士の技能継承
航空整備士の技能継承プロジェクト。ベテラン整備士のノウハウを若手に伝えるためにドキュメント化を行った。現場観察、ワークショップ、インタビュー、分析を行い勘どころ集を作成した。

- 課題
- ベテラン整備士のノウハウを若手に伝える。
- 施策
- 現場観察、ワークショップ、インタビューを通じて技能を抽出・分析し、勘どころ集を作成した。
- 成果
- 「マニュアルには書かれていない『ライン整備の秘訣!』」を作成した。整備士の皆さまに配布され、研修や日々の業務の中で活用されている。
技能継承とは
技能抽出・コンテンツ化技術「MEISTER」は、NTTサービスエボリューション研究所が、ネットワークの熟練保守者、マネージャーなどの技術を抽出・継承する事を目的として開発されました。さまざまな業務における、ベテランの持つノウハウ(暗黙知)を、ベテランからひきだし、コンテンツ化(形式知化)する手法です。この手法を基に、NTTテクノクロス社で独自に開発した手法を組合せ、現場の技能をドキュメント化し、技能継承のお手伝いさせていただいております。
本プロジェクトについて
ANAラインメンテナンステクニクス株式会社様は、ANAグループの航空機の運行整備(ライン整備)を専門に担う会社です。ANAグルーが保有する全機種を対象として、出発前の最終点検や発生する不具合の 修復等を担当しています。
整備業務に従事しているベテラン整備士がもつさまざまなノウハウを、若手に伝えるためのドキュメント作りを、お手伝いをさせていただきました。
本プロジェクトは下記の手順で実施しました。
現場観察
まずは、実際のライン整備の現場を観察し、業務の流れ、工具の種類や使い方、航空機・航空機整備・社内システムに関わる専門用語をご教示いただきました。
ワークショップ
ベテラン整備士、若手整備士、マネージャーが一堂に会し、ライン整備業務の詳細なプロセスと、そこに潜む技能をワークショップ形式で抽出しました。
詳細化インタビュー
ワークショップで抽出したベテランの技能について、ベテラン整備士5名の皆さまへインタビューを実施し、さらに詳細な整備の秘訣を伺いました。
分析
現場観察やインタビューで得られた膨大なデータを分析し、技能を分解・構造化して行きました。
勘どころ集の作成
分解・構造化した技能を、読みやすい形に編集し、最終的に「マニュアルには書かれていない『ライン整備の秘訣!』」として取りまとめました。
このようにして作られた「マニュアルには書かれていない『ライン整備の秘訣!』」は、ANAラインメンテナンステクニクス株式会社様の整備士の皆さまに配布され、研修や日々の業務の中で活用されています。